トラック間非同期瓦記録用繰り返し適応ITIキャンセラ(ヘッド,スピントロニクス,一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高密度記録を実現する瓦記録方式においてはトラック間非同期書き込みに起因するクロック周波数差が存在するため幅広再生ヘッドにより読み出される再生信号は時変トラック間干渉(ITI)を受ける。本稿では符号間干渉と時変トラック間干渉に対処する繰り返し適応ITIキャンセラを提案する。繰り返し適応ITIキャンセラは、マルチトラックソフト干渉キャンセラ、2次元パーシャルレスポンス(TDPR)フィルタ、チャネル推定器を1次元/2次元切り替えmax-log-MAP検出器の各状態においてper-survivor processingを行い時変ITIに追従させながらLDPC復号器から書き込み信号のソフトレプリカを生成して繰り返しソフト干渉キャンセルを行う。また、チャネル内挿とTDPRフィルタ間欠制御により演算量の削減を行う。計算機シミュレーションにより提案方式はトラック間クロック周波数差0.02%においてオフトラック率が50%程度までITIが無い場合のビット誤り率に近い信号検出・復号特性が得られ、また、BER特性の劣化を0.6dB程度許容することにより演算量を大幅に削減できることを示す。
- 2011-10-06
著者
関連論文
- C-7-1 瓦記録用繰り返しトラック間干渉キャンセラ(C-7.磁気記録・情報ストレージ,一般セッション)
- CS-3-4 トラック間非同期瓦記録用繰り返し適応ITIキャンセラ(CS-3.情報ストレージのための最新要素技術と動向,シンポジウムセッション)
- 瓦記録用繰り返しトラック間干渉キャンセラ(信号処理及び一般)
- C-7-2 多元LDPC符号化2次元磁気記録用繰り返しITIキャンセラ(C-7.磁気記録・情報ストレージ,一般セッション)
- C-7-1 トラック間非同期瓦記録用簡略化繰り返し適応ITIキャンセラ(C-7.磁気記録・情報ストレージ,一般セッション)
- トラック間非同期瓦記録用繰り返し適応ITIキャンセラ(ヘッド,スピントロニクス,一般)
- 多元LDPC符号化2次元磁気記録用繰り返しITIキャンセラ(ヘッド,スピントロニクス,一般)
- B-5-98 多素子アンテナアレー用マルチビーム指向性制御方式(B-5. 無線通信システムB(無線アクセスネットワーク),一般セッション)