ハイテックスタートアップス(HS)支援の現状と課題 : 韓国のHS関連支援政策と若干の事例紹介
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概要
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本稿は, 大学及び公的機関の技術シードを土台とした潜在的成長の可能性の高い韓国ベンチャー企業(High Tech Start Up, HS)の創業プロセスを諸々の要因(社会的, 文化的, 歴史的, 制度的)との関係において考察したものである。韓国ではベンチャー企業の定義を国が法律によって定めており, ベンチャー企業に対して積極的な支援をおこなっている現状があるが, その支援方法や韓国ベンチャー企業自体にはいくつかの課題があると考えられる。前半では韓国ベンチャー企業の発展について5つのステージに分けそれぞれについて記述する一方, 事業分野や創業者等の諸々の特徴・特性について記述する。後半では実態調査として, 韓国におけるベンチャー創業の事例を政府外郭研究機関から1件(韓国電子通信研究院[ETRI]), 民間研究機関から3件(ソウル大学, 浦項工科大学, 原州医療機器クラスター)取り上げる。最後に, 韓国ベンチャー企業の総体的な課題や政府の支援政策が抱える課題について指摘し, 今後求められる展望を記述する。
- 2012-03-08
著者
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