京都府立大学生命環境学部生命分子化学科における物理化学系学生実験教育の新規構築と実践
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概要
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2008年度における京都府立大学生命環境学部生命分子化学科の発足にともない新規に設定された2回生配当の物理化学系学生実験について, 企画立案の背景や概念とともに, 2009および2010年度の実施結果に基づく評価と展望について報告する。マニュアル通りの機械的な操作を許容することによる予習不足や理解度と定着度の低下, ネット情報などのコピーペーストによるレポート作成といった過去の実験教育の課題分析と反省に基づき, 実験教育の概念から考え直すことで新規な実験教育を構築した。測定装置を自作させることで原理の理解と定着を図り, 抗体マイクロアレイやマイクロ化学デバイスの作製など, 2回生の学生実験としては全国的にも例のない新規な内容を取り入れた課題群を考案・設定した。成績とアンケートの分析により, 学生からの高い支持と十分な定着度が裏付けられ, 学科教育の基幹を支える基礎実験としての意義を明らかにすることができた。
- 2011-12-25
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