ループアンテナおよび逆Fアンテナに対する改良型Wheeler法における効率落ち込み条件についての実験的考察
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概要
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小形アンテナの簡易放射効率測定として改良型Wheeler法が知られている.この方法では,被測定アンテナ(AUT)を自由空間および可動短絡が取り付けられた導波管に設置したときの反射係数を測定することで放射効率を算出する.これまで著者らは,AUTをモノポールアンテナに限定して,アンテナと可動短絡の間の距離あるいは可動短絡間の距離が管内波長の半整数倍となる際に,放射効率の落ち込みが生じることを明らかにしてきた.本稿では,AUTとして方形ループアンテナ,逆Fアンテナと選択した場合,モノポールアンテナで得られた落ち込み条件が同様に成り立つかどうかについて実験的に検討を行った結果を報告する.アンテナを導波管に挿入する際の向きと落ち込み周波数などの関係を明らかにし,落ち込みを回避する条件の一般化について提案する.
- 2011-07-26
著者
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