ノード利用率推定に基づくネットワーク省電力化手法(映像/音声サービスの品質,メディア品質,ネットワークの品質・QoS制御,次世代/新世代ネットワークアーキテクチャ,災害時のネットワークとコミュニケーション,一般)

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概要

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近年、様々なクラウドアプリケーションの登場により、データセンタ内におけるトラビック量が急増し、また、そのトラヒックパターンは時々刻々と変化している。このため、既存のツリー状ネットワークではボトルネックリンクにおいて輻輳が発生し、スループットが低下してしまう恐れがある。このような問題に対し我々は既に、多数の小規模なスイッチをメッシュ状に接続することによってネットワークを構成し、フロー毎にマルチパスルーティングを実施することによって輻輳を回避するフローベースメッシュネットワークを提案している。しかし、夜間などトラヒックの発生量が少ない時間帯においては、スイッチの利用率が低下し、ネットワークは不必要な電力を消費してしまう。本稿では、スイッチの利用率を推定し、ネットワークが輻輳を回避することができるだけのスイッチのみ起動させることにより、電力消費量を低減させる電力制御方式Think Before Start-up(TBS)を提案し、その有効性を評価する。
2011-07-07

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