性に関する親子間コミュニケーションのあり方の検討 : 男子を持つ母親の語りの検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は、中学3年生から大学4年生までの男子を持つ母親が、恋愛に関する話題を子どもから伝えられた時に、母親が抱く気持ちのあり様を明らかにすることである、研究対象は、中学3年生から大学4年生までの男子がいる母親10人であった。データ収集方法は、半構成的インタビューとし、質的帰納的に分析を行った。その結果、子どもの成長に伴い交際を知ったときの母親の気持ちは中学生・高校生・大学生の時期により変化をしていた。家庭における性に関する親子間のコミュニケーションでは、中学生では、子どもの成長過程を理解したうえで、男女交際でのエチケットやお互いを思いやることの大切さ、高校生では、性の自己決定ができるアドバイス、さらに、大学生では、社会人としての自覚が育まれるような発達段階に応じた親子間コミュニケーションを行うことが重要であることが示唆された。
- 2011-12-15
著者
関連論文
- P-126 性同一性障害当事者と支援者の医療システムに対する要望(Group67 思春期・青年期,ポスターセッション,第51回日本母性衛生学会総会)
- P-087 新生児の清潔方法としての沐浴に関する文献の検討(Group61 胎児・新生児,ポスターセッション,第51回日本母性衛生学会総会)
- P-066 女性のQOL支援に向けての産後1か月の褥婦の排尿状況に関する調査(Group59 産褥,ポスターセッション,第51回日本母性衛生学会総会)
- O-287 子宮頚がんワクチンの認知度に関する研究(第2報) : 産婦人科クリニック受診者の認知度と接種の希望(Group56 ワクチンほか,一般口演,第51回日本母性衛生学会総会)
- O-286 子宮頸がんワクチンの認知度に関する研究(第1報) : 産婦人科クリニック受診者の接種動機について(Group56 ワクチンほか,一般口演,第51回日本母性衛生学会総会)
- O-284 直接授乳が困難と予測される事例の妊娠期の乳房ケアの試み(Group55 乳房管理・母乳6,一般口演,第51回日本母性衛生学会総会)
- P-015 子宮筋腫合併妊娠女性の看護支援の検討 : 1症例の経験より(Group48 妊娠,ポスターセッション,第50回日本母性衛生学会総会)
- 114 中学生の性的健康に関連する要因についての調査研究(Group18 性教育1,一般演題ポスター,第48回日本母性衛生学会総会)
- 性に関する親子間コミュニケーションのあり方の検討 : 男子を持つ母親の語りの検討
- 子宮筋腫合併妊婦の看護支援の検討 : 1症例の経験より