ソフトウェアによる時分割処理可能なRAM診断手法
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概要
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現在,我々は,ソフトウェアによる RAM 診断手法を組み込みシステムに対して適用することを検討している.現在まで提案されている既存手法では,RAM 領域の全データを書き換えるため他のソフトウェアと並行して実行できない,処理時間が長い,処理を分割して実行することができないという特徴がある.そのため,組み込みシステムに適用する場合,組み込みシステム特有の短い周期時間内では実行できず,診断の専用時間にて実行させる必要があり,稼働率に影響を与えるという問題がある.そこで,本稿では,時分割処理可能なソフトウェアによる RAM 診断手法であり既存手法の Abraham を拡張させた "TD-Abraham" を提案する.TD-Abraham は診断のための専用時間が必要とせず,システムの稼働率の低下を防ぐことができる.
- 2012-02-24
著者
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市岡 怜也
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
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市岡 怜也
三菱電機株式会社情報技術総合研究所組み込みネットワークシステム技術部
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市岡 怜也
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所 組み込みネットワークシステム技術部
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