画像認識型AR技術を用いた観光情報提供システムの提案
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概要
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近年,インターネットや携帯電話通信網の発展により,観光地でモバイル機器を用いた観光情報提供サービスが期待されている.日本国内においても,観光者への適切な情報提供によって観光満足度を高めるための実証実験などが行われている.しかし,これらの評価結果によれば,「観光情報を提供する機器の操作性」や「観光情報の提示内容」などに関する課題が指摘されている.そこで,本研究では,旅行先での観光情報へのアクセスを向上させ,より快適で魅力ある観光の実現を目指して,拡張現実感技術を用いた観光情報提供システムを提案する.本提案システムは,画像認識型の拡張現実感技術により,スマートフォンで撮影した観光地図の印刷写真画像に対して,それに関連する観光映像コンテンツを自動的に重畳表示させることで,スムーズな観光情報の提示を実現している.この基本機能を検証するため,試作したプロトタイプを用いて,小樽運河エリアの歩行観光者を対象とした基礎的な実証実験を行った.その結果,提案システムの操作性や魅力性について,おおむね良好な評価を得た.
- 2011-03-07
著者
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