大学における測量教育の役割と問題点
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概要
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本学科の学科名は、平成12年に土木工学科から環境建設工学科に名称を改称し、平成19年に環境建設工学科をエコデザイン学科に改称され現在に至っている。 土木工学科時代は、測量学の講義と測量学実習は1年の前期、後期、2年の前期まで実施していた。 現在の学科は、測量学を空間計測学に測量学実習を空間計測学実習に科目名が変更されて2年前期で実施し、2年の後期は空間データ解析学、空間データ解析学演習としてGIS等の教育を実施している。 基準点測量(多角測量・水準測量)等は、2年前期で実施しているが、学生が理解できるまでの時間の確保ができない状況である。 土木工学科当時は、測量学・測量学実習とも必修科目であり、測量学の講義が6単位、測量学実習の単位が3単位であった。平成12年度より土木工学科が環境建設工学科に改称された時は、測量学の講義が必修4単位、測量学実習が必修2単位であった。エコデザイン学科になってから空間計測学の講義が必修2単位、空間計測学実習が必修1単位と基準点測量関係の教育時間が減少した。これは学科名の変更によりカリキュラムが大きく変更になり測量教育時間の減少になったものであるが、測量成果は、ほとんどすべての分野に基礎資料を提供するものであり、測量教育時間の確保は重要な課題であると思う。
- 2009-03-01