崇城大学における基準点測量
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概要
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近年は、測量機器の高性能化に伴いより正確な測量結果が得られるようになった。本学においてわれわれは、崇城大学周辺の国家基準点(三角点・水準点)や公共測量の基準点の成果を使用して大学の位置(座標・標高)を求める基準点測量を実施している。以前は学外の基準点に基づいて崇城大学の位置は、放送大学の屋上等に測点を設置して観測していたが、周囲の状況の変化により観測ができなくなったために、現在は本学の機械工学科屋上に測点を設置して基準点測量を実施している。機械工学科屋上の測点は、平成9年度に設置し、平成12年度までは学外の基準点の成果によりその位置を求めてきた。今回の基準点測量においては、機械工学科屋上の測点の成果がどれだけの信頼性があるかを確かめるために、機械工学科屋上の測点の成果が国家基準点や公共測量の基準点の成果と同様な精度を持つものとして、機械工学科屋上の成果を既知成果とし、学外の公共測量の一級基準点を新点と見なしてこれを求める基準点測量を実施し、これによって機械工学科屋上の測点の信頼性を検討した。