秘匿化機能の空間分散化を用いた守秘機構における指向性制御に関する検討(初めての研究会,初めての研究会,鉄道,車車間・路車間通信,リソース制御,スケジューリング,無線通信一般)

概要

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面的な信号伝搬を伴う無線信号による情報伝送では,伝搬路を通じて伝送される情報の秘匿性の確保は極めて重要な課題である.伝送空間内に遍在する周辺ノードを利用した守秘機構として,遍在する周辺ノードから通知された補助情報を用いて伝送すべき秘密情報を秘匿化し,伝送する手法が提案されている.この手法では,秘密情報を保持する生起ノードは,周辺ノードから事前に通知された補助情報を用いて,伝送すべき秘密情報を秘匿化し,秘匿化された情報(秘匿化情報)を宛先ノードへ伝送する.また,宛先ノードは,周辺ノードから事前に通知された補助情報と生起ノードから送られてきた秘匿化情報を用い,元の秘密情報を抽出する.秘匿化情報と補助情報の双方を誤りなく取得できた場合のみ,元の秘密情報を抽出できるため,より高い秘匿性を確保するには,伝搬路状況の変動の下,双方を誤りなく復調できる領域(漏洩領域)を狭小化できるよう,秘匿化情報の復調が可能となる領域(秘匿化情報復調可能領域),および,補助情報の復調が可能となる領域(補助情報復調可能領域)を適切に制御する必要がある.そこで,本報告では,補助情報生成ノードを動的に選択することで補助情報復調可能領域を制御すると共に,指向性アンテナを用いて秘匿化情報復調可能領域を動的に制御する手法を提案し,その有効性について検討する.
2011-06-16

秘匿化機能の空間分散化を用いた守秘機構における指向性制御に関する検討(初めての研究会,初めての研究会,鉄道,車車間・路車間通信,リソース制御,スケジューリング,無線通信一般)

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