ハムストリングスに対するスタティックストレッチングが 筋力と関節可動域に与える影響の時間的変化
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概要
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【目的】ハムストリングスに対するスタティックストレッチング(以後, ストレッチング) 施行後の筋力と関節可動域の時間的変化を検討した.【方法】同意を得た16名を対象にストレッチングは30秒間を3回施行した. 測定は膝関節屈曲筋力と膝関節伸展関節可動域をストレッチング前, ストレッチング直後, ストレッチング後5分, 10分, 15分に測定した. また,ストレッチングをしない場合の測定も行った.【結果】筋力はストレッチング直後に有意に減少し, ストレッチング後5分に元に戻っていた. 関節可動域はストレッチング直後に有意に増加し, 10分後に元に戻っていた.【考察】近年の研究によりストレッチングは筋力を低下させると報告されており, 本研究でも筋力の低下がみられた.しかし, その低下は一時的で短時間なものだった. また, ストレッチングによって変化した筋力と関節可動域が元に戻る時間にずれがあることがわかった.
著者
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進藤 伸一
秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻理学療法学講座
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進藤 伸一
秋田大学大学院医学系研究科保健専攻科理学療法学講座
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木元 裕介
秋田県立脳血管研究センター
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進藤 伸一
秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻
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