BP-1-3 3GPP RAN2標準化トレンド(BP-1. 3GPP,パネルセッション,ソサイエティ企画)
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概要
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現在3GPPは、release-10においてIMT-Advancedに対応する技術であるLTE-Advancedの標準化を完了し、release-11標準化への移行期にある。RAN Working Group 2 (RAN2)ではレイヤ2、レイヤ3の標準化を行っており、3GPPにおける様々な機能の標準化に貢献している。近年のRAN2の標準化の動向をみると、従来からのピークデータレートの増大を目的とした高度化のための標準化から、よりユーザーのQoE(Quality of Experience)や、実際のアプリケーションに特化した技術に注目が集まっていることが分かる。一例を挙げると、「Heterogeneous Network」と称される、セル分割によるネットワークキャパシティーの増大を実現するための複合的な技術群が標準化されており、ネットワークカバレッジ内でのフェアネスが改善された、ユビキタスなブロードバンド環境を提供することが期待される。また、音声サービスについては、現在のCircult Switchべースのものから、Voice over IP(VoIP)への段階的な移行を実現するための技術について標準化が行われており、ネットワークオペレータはニーズに合わせて最も適切なソリューションを選択することができるようになっている。本稿では、上記のような標準化トレンドについて、実際に3GPPにて標準化された技術、提案されている技術の例を挙げながら説明する。
- 2011-08-30
著者
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