精神障害者のスピリチュアリティへの影響要因の検討
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概要
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本研究は,精神科障害者に対して,Spirituality Rating Scale(SRS-A,SRS-B)を使用して調査を行い,精神障害者のスピリチュアリティの影響要因を明らかにすることを目的とした.対象者は,X県内の精神科病院(3病院)に入院している患者153名(男性99名,女性54名),平均年齢は,58.89±11.85歳.研究方法としては,一元配置分散分析,Tukeyの多重比較,数量化I類を行った.結果,「友人の有無」「役割の有無」「活動の参加の有無」「関心,好奇心の有無」にSRS-A得点の平均値の有意差が見られた.数量化I類のアイテムレンジおよび偏相関係数の結果から,「一番の支え」「関心,好奇心の有無」「自分のこれから」「病とは」「一番したいこと」が精神障害者のスピリチュアリティに大きな影響を与えることが確認された.
- 日本精神保健看護学会の論文
- 2010-06-30
著者
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