航空写真のデジタル化による土地被覆情報の抽出
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概要
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林道網は森林を将来にわたって有効に利用していくために不可欠な手段であることは言うまでもないが,その一方で自然環境との不調和を生み出していることも事実である。そこで,森林の利用と保全をできる限り両立するため,森林空間の構成を計量的にしかも的確に把握し,基盤整備計画を評価するシステムの開発が望まれている。本研究では,三重大学生物資源学部附属演習林(457ha)を対象に,ひずみを補正したカラー航空写真(正射写真:オルソフォト)をデジタル化して,土地被覆属性の判別・抽出を中心とした解析を行い,航空写真からの森林空間の構成要素の抽出の可能性について検討した。その結果,各属性ごとにRGBの階調に特徴があり,この階調を利用した土地被覆属性の判別・抽出が有効であることが分かった。また,判別・抽出した属性の統合により広範囲での土地被覆属性の把握が容易に行えることが分かった。
- 森林利用学会の論文
- 1998-08-15
著者
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