GPSSを応用した集材・造材作業システムのシミュレーション(2) : 急傾斜地における作業システム
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概要
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すでに,大型計算機用シミュレーション言語GPSSを用いて,タワーヤーダを中心とした集材・造材作業システムの最適化プログラムを作成し,事例的なシミュレーション研究を行なってきた。今回は,簡便で,また,より広範な利用が期待できるパーソナルコンピュータ用GPSS/PC^<TM>を採用した。そして,その特色ある機能を活用して,高性能林業機械を用いた新しい作業システムに適用できる,より一般性のあるシミュレーションプログラムを作成した。本プログラムを用いて,まず,急傾斜地における作業システムをとりあげ,プロセッサとタワーヤーダの最適移動間隔および機械の組み合わせ方を検討した。急傾斜地での皆伐作業は,集材木の運搬はスキッダに任せ,プロセッサは造材に専念するシステムが適切で,この場合,プロセッサは集材架線から120m以内で作業し,また,タワーヤーダの架線間隔は20m〜40m程度であると作業効率が高くなると推論された。
- 森林利用学会の論文
- 1996-12-15
著者
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