入力バッファ型ATMスイッチにおける送出予約制御方式
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概要
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入力バッファ型ATMスイッチは,大容量ルータのIPスイッチファブリックとして用いられている.そのスイッチ効率は競合制御方式に大きく依存し,最も原始的な3フェーズアルゴリズムでは約58%と小さい.シスコ社のルータに用いられているiSHP方式では,ほぼ100%の効率が得られるが,制御部の処理速度が高速化することや,ある種のトラヒックパターンでの遅延増大の問題が指摘されている.本報告ではこれらの問題点を解決することを目的とし,新たな視点からオリジナルな制御方式(レシプロカルスケジューリング)を提案する.提案方式は,まだ初期の研究レベルに留まるが,簡単なシミュレーションによる性能評価を行い,従来のiSLIP以上の性能が得られることを示す.また,パイプライン処理によりiSLIPより低速な処理で実現できる可能性を示唆する.
- 2011-05-13
著者
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