不登校研究の展望--国内における70年代までの「学校恐怖症・登校拒否」
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概要
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本研究は、不登校の児童生徒への臨床心理学的援助の基礎的研究として、国内におけるこれまでの学校恐怖症、登校拒否、不登校に関する文献を整理し概観し、それを通して不登校問題の理解と対応を深めることを目的とした。関連文献は膨大な量にのぼるため、今回は国内における70年代までの文献を対象とし、当時の不登校を指す名称である「学校恐怖症・登校拒否」の時期とした。具体的には、データベースCiNiiを用いて、「学校恐怖症・登校拒否」に関する臨床心理学の学術論文を検索ならびに収集した。そして、入手した学術論文を「事例研究」と「調査研究」にわけ、さらに前者については「来談者中心療法/力動的心理療法」、「行動療法」など、後者については「心理査定」、「心理面接・治療過程」、「要因・類型化」、「予後」にわけ、それぞれの分類ごとに内容を検討した。
- 2011-02-28
著者
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佐藤 淳一
上越教育大学臨床・健康教育学系
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齋藤 真結子
上越教育大学 (修士課程)
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今井 恭平
上越教育大学 (修士課程)
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星野 光紀
上越教育大学 (修士課程)
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大西 愛美
上越教育大学 (修士課程)
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岩田 嘉光
上越教育大学 (修士課程)
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小出 奈津子
上越教育大学 (初等教育教員養成課程)
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