耐倒伏性,多収のサイレージ用中生とうもろこし品種「タカネフドウ」の育成
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概要
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サイレージ用のとうもろこし品種「タカネフドウ」を育成した.本品種は,畜産草地研究所育成のデント種自殖系統「Na71」を種子親,長野県野菜花き試験場育成のフリント種自殖系統「CHU68」を花粉親とする単交雑一代雑種である.熟期は中生で絹糸抽出期は中晩生種の「KD777」より2日早く,中生種の「32K61」より1日遅い.ごま葉枯病,すす紋病抵抗性はいずれも強で「KD777」と同程度,「32K61」より強い.耐倒伏性は強で両品種よりやや強い.乾物収量は両品種より8〜9%多い.乾雌穂重割合は「KD777」並で「32K61」より低い.本品種の育成は農林水産省とうもろこし育種指定試験事業により行った.
- 2011-03-31
著者
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澤野 史
長野県中信農業試験場
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佐藤 尚
長野県中信農業試験場
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佐藤 尚
畜産草地研究所
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矢ケ崎 和弘
長野県野菜花き試験場
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三木 一嘉
長野県野菜花き試験場
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江原 靖博
長野県野菜花き試験場
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袖山 栄次
長野県野菜花き試験場
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澤野 史
木曽農業改良普及センター
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