OS1423 木材の見かけの繊維方向熱膨張係数への年輪内傾斜構造の影響(弾性数理解析を用いた材料特性の理解への取り組み(2),オーガナイズドセッション)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
木材の熱膨張係数は大きな異方性を持ち,繊維方向熱膨張係数は半径方向や円周方向の熱膨張係数に比べて一桁小さい。この材料特性を理解するために,年輪内の傾斜構造により隣り合う層の物性値が異なり,自由伸びが拘束されると仮定した。本問題を解くために,IDO法で用いられる格子点を用いた差分法での数値計算的な解析を試みた。通常,一年輪内を早材と晩材の二層材料として取り扱われるスギやヒノキを対象とし,その傾斜性をローレンツ型関数で近似して計算が行われた。
- 2008-09-16
著者
関連論文
- 237 不安定状態にある木材の物性 : 乾燥及び熱履歴の影響(木質材料の物性-II)(木材・木質材料の新展開 : ナノからメートルまで)(オーガナイスドセッション3)
- 227 樹脂含浸LVLの衝撃破壊特性(木質系材料の材料特性,木材,その循環資材としての機能と課題,オーガナイスドセッション4,第53期学術講演会)
- 木質平板の熱と水分移動による非定常応力(OS3-8 先進材料の機能性発現,OS3 先端機能性構造材料の力学的挙動に関する数理解析とマルチスケールアナリシスへの進展)
- 231 難燃化木材の開発および評価(木質系材料の新たな展開,木材,その循環資材としての機能と課題,オーガナイスドセッション4,第53期学術講演会)
- 220 昇温・降温過程における木質材料の微細構造の変化(木質系材料の基礎物性-I,木材,その循環資材としての機能と課題,オーガナイスドセッション4,第53期学術講演会)
- 219 圧密化木材の膨潤・収縮特性(木質系材料の基礎物性-I,木材,その循環資材としての機能と課題,オーガナイスドセッション4,第53期学術講演会)
- 351 木材のロール圧延における薄板の温度解析
- 712 ファインウッドの創製に関する研究 : 木材の可塑性を考慮した木質粉体の三次元成形についての検討
- 418 持続性木質資源の有効利用に関する研究 : 伝熱解析からみた木材の温かみの評価
- K-0615 繰返し傾斜特性を有する積層板の水分移動による変形と応力(S05-4 複合材料システムの弾性数理モデリング(4))(S05 複合材料システムの弾性数理モデリング)
- 813 広葉樹材の摩擦挙動に関する実験的検討
- 812 圧密化木材の変形と膨潤に及ぼす年輪の影響
- 811 接触温冷感解析による木材の有効熱伝導率の見積もり
- 219 伝熱解析による木材の温かみの評価 : 木質二層平板と傾斜機能平板の接触温冷感
- 513 木質系傾斜機能平板の一次元非定常熱応力
- OS1423 木材の見かけの繊維方向熱膨張係数への年輪内傾斜構造の影響(弾性数理解析を用いた材料特性の理解への取り組み(2),オーガナイズドセッション)
- 429 傾斜層が繰返される多層板の2次元非定常熱応力 : IDO法の適用(OS5-2 応用,OS5 ものづくりを支える固体の数理解析と関東分野)