重心による位置補正を行うブロックスクランブル手法
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概要
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生体情報は一度漏えいすると,他の認証システムでも悪用されることになり危険である.キャンセラブルバイオメトリクスの一種であるブロックスクランブル方式は特徴点座標をブロックごとに分けて,ブロックをスクランブルすることで,元のテンプレートを特定できなくする.しかし位置ずれや回転ずれが発生した場合に特徴点が別のブロックに所属してしまい,認証スコアが落ちる場合がある.したがってブロックの大きさはあまり小さくできず,セキュリティ強度として強くない.これらの問題を解決するために本稿では重心を利用した位置補正を提案する.位置を補正することでブロックサイズを小さくした場合の認証スコアの向上を目的としている.重心からテンプレート情報を特定することは困難である.
- 2011-11-28
著者
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