シリコン網膜による輪郭抽出を利用した領域分割処理システムの開発
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概要
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我々が開発したスイッチト抵抗回路網を有するシリコン網膜は超並列回路構造を持ち任意の画素間接続の制御による平滑化処理および輪郭強調処理を高速に実行できる.本研究では,このシリコン網膜を境界ベース結合MRFモデルに基づく領域分割処理に適用した.シリコン網膜とFPGAで構成した実験システムは,シリコン網膜の輪郭強調処理により境界を判定し,境界位置の接続を切断した後に平滑化処理を行うことで輪郭情報を保持しつつ各領域内のノイズを抑制する.そして,この一連の処理を繰り返すことで徐々に正しい境界を見つけることができる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2011-02-28
著者
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