秘匿化機能の空間分散化を用いた守秘機構における動的ノード選択に関する検討(移動通信ワークショップ)

概要

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開空間での面的な信号伝搬を伴う無線ネットワークでは,伝搬路を通じて伝送される情報の秘匿性の確保は極めて重要な課題である.伝送空間内に遍在するノードを用いた守秘機構として,秘密情報の送受信ノードと空間的に異なる位置に存在する周辺ノードが,秘密情報の秘匿化および抽出に必要となる補助情報を生成し,秘密情報の送受信ノードへ伝送することで,秘匿化情報の取得可能な領域と補助情報の取得可能な領域の空間分散化を図る手法が提案されている.この手法では,生起ノードは,自身が保有する秘密情報と補助情報生成ノードから伝送された補助情報を用いて秘密情報を秘匿化し,秘匿化された情報を宛先ノードに伝送する.また,宛先ノードは,生起ノードから伝送された秘匿化情報と補助情報生成ノードから伝送された補助情報を用いて,元の秘密情報を抽出する.元の秘密情報を取得するには,秘匿化された情報と補助情報の双方を誤りなく取得する必要があるため,より高い秘匿性を確保するには,伝搬路状況の変動の下,遍在する周辺ノードの中から,秘匿化情報と補助情報の双方が得られる領域をできるだけ狭小化する必要がある.本報告では,秘密情報の取得可能な領域の狭小化を目的として,伝搬路状況の時間的かつ空間的変動に応じた動的な補助情報生成ノード選択法について検討する.
2011-02-23

秘匿化機能の空間分散化を用いた守秘機構における動的ノード選択に関する検討(移動通信ワークショップ)

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