複数の受信機が存在するマルチユーザ通信路におけるレート分割法(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)

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概要

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多重アクセス通信路において,レート分割に基づき受信系列を逐次復号により復号する一般化Time-Sharingスキームが提案されている.このスキームにより,Time-Sharing原理が成り立たない状況でも,シングルユーザ通信路における符号化と同等の計算量で通信路容量域内の任意のレートを実現することができる.本稿では,複数の受信機が存在する複合多重アクセス通信路と2ユーザ干渉通信路における一般化Time-Sharingスキームを提案する.複合多重アクセス通信路の受信機数に対し,必要となるレート分割数の上界を与える.また,干渉通信路における一般化Time-Sharingスキームにより,著名なHan-Kobayashiレート領域内の任意のレートをシングルユーザ通信における符号化と同等な計算量で達成できることを示す.
2011-02-24

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