センサ間でハッシュ連鎖を用いるPOSH法の改良(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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複数のセンサからなるワイヤレスセンサネットワーク(WSN)においては,攻撃者に対する耐性の評価が重要である.基地局(Sink)が巡回するUnattended WSNに対して,Forward Secrecy, Backward Secrecy,そしてSelf-Healingなる安全性を有するPOSH法[1]が提案された.そこでは,一種のゲーム上で,攻撃者に対するネットワークの耐性を評価した.また,その結果として,攻撃者数がセンサの個数の2割を占める場合,敵に把握されるセンサの個数が4割に留まる,ほぼ最良の構成方法が明らかにされた.しかしながら,POSH法には,全センサが通信可能である前提があり,センサの通信がある領域で分断された場合,安全性が損なわれる脆弱性があった.また,センサの電波送信能力は低く,通信範囲は限定的であり,地形や天候の影響でワイヤレス接続が分断されることが一般的に想定され,POSH法では致命的な欠点となる.本論文では,ハッシュ連鎖される情報をやり取りすることにより,センサがローカルに分断されても安全性を高める方式を提案する.結果として,ローカルな範囲における耐性低下の欠点を克服しただけでなく,通常のケースでもPOSH法以上の結果を得る.
- 2011-02-24
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