新規水質浄化材料の探索試験から見出された鳥類卵殻の有機色素吸着特性
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概要
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デザインコンペティション2009 in豊田における環境コンペティション部門への参加をきっかけとした,リサイクル材料からの水質改善材料の探索作業と,そのために新たに開発した独自の素材探索装置開発,それを用いた様々な材料検討により見出された鳥類の卵殻の色素吸着現象について報告する.本研究を推進するには研究室以外の場所で分析と実験が実施可能とする実験装置を,市販の雑貨を活用して作成した実験装置を開発し,水質浄化試験を実施できるようにした.水質浄化素材の探索の結果から,卵殻は吸着剤として有効であることが分かった.特に卵殻部を卵殻と卵殻膜に分離した際に卵殻は酸性度との混合で色素分子の吸着力が向上した.一方で内皮の卵殻膜は様々な水性有機色素に関する良好な吸着能を示し,その吸着現象を分光分析による経時変化で観測することに成功した.
- 2011-07-31
著者
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谷藤 尚貴
米子工業高等専門学校物質工学科
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清水 章皓
米子工業高等専門学校物質工学科
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清水 香穂
米子工業高等専門学校物質工学科
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鐘撞 千秋
米子工業高等専門学校物質工学科
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洞田 璃茉
米子工業高等専門学校物質工学科
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遠藤 茉侑
米子工業高等専門学校物質工学科
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鐘撞 千秋
国立米子工業高等専門学校
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清水 香穂
国立米子工業高等専門学校
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- 研究室紹介 : 米子高専谷藤研究室(学生の声)