フラスコ振盪培養での培地のグルコースとペプトンの濃度比がヒラタケ菌糸体の生育と炭素および窒素利用率におよぼす影響
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概要
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ヒラタケ菌糸体をグルコースとペプトンの濃度を変えて異なったC/N比をもった培地でフラスコ振盪培養したときの菌糸体の炭素および窒素利用率に与える影響について検討を行なった.菌糸体収量は培地のpHおよびグルコース濃度のC/N比により変化するが糖濃度による影響の方が大きかった.菌糸体の炭素および窒素童はC/N比の低下に伴って増加するが,糖濃度の高いG4での変化が大きかった.炭素の利用率はC/N比よりも糖濃度が,窒素はC/N比による影響が大きかった.菌糸体のC/N比はC/N比の高いG2-0とG4-0の培地で急激に上昇するが,他の培地では著しい差はなかった.窒素含量が高く,菌糸体収量の多いC/N比はG2で24.2,G4で45.1であった.
- 日本きのこ学会の論文
- 2002-04-25
著者
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