マツタケ子実体胞子の放散
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概要
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マツタケ子実体からの胞子の放散,発芽や伸長に関する研究は少ない.本実験の目的は実験室内で胞子の放散数と胞子落下期間を明らかにすることである.胞子紋は暗黒条件下で調査した.胞子紋は落下後1日目にみられ,子実体1本当りの落下胞子量は落下後3日目に最も多くなった.16日間の胞子総数は約74億個であった.胞子の形態と落下後の経過日数との関係は認められなかった.培養した胞子は14日目に発芽が観察され,20日目には菌糸の伸長が観察された.
- 日本きのこ学会の論文
- 2004-04-25