音のドップラー効果の原因に対する波長の意味
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概要
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音のドップラー効果は,音源と観測者との間に相対速度があるとき,観測者の聞く音の振動数が音源の振動数と異なるという現象である。音源,観測者が媒質に対して運動している場合でも,両者の間に存在する音の波長は,どちらから観測しても等しい。この観点から,ドップラー効果を理解することができる。高校物理教育で,波長を介さずにドップラー効果の表式を導く方法を提案している事例がある。しかし,このような方法でも,波長を無視しているのではなく,観測者と音源とのどちらから観測しても音の波長が等しいことに基づいている。
- 2011-06-07
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