室内における移動具(ICV)のデザイン
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概要
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本研究は車いすユーザーのための室内における移動具のデザインに関する研究である。現在の自走用の車いすは両手で駆動輪を操作して移動を行なう機構であるために、両手が不自由となることや、室内で使う場合車いすに合わせて室内の構造はもちろん、設備なども改造しなければならない問題を抱えている。また日本のように室内と室外をはっきり区別する生活空間に室外で使う車いすがそのまま室内に入ると、衛生上の問題や構造上や感性上の違和感が発生する。研究者はこの問題を解決する為に、二輪セルフバランス走行機能を活用した実験モデルを製作し、車いすユーザーと協同で実験をおこない以上のような問題の解決や、新たな室内用移動具のデザインをおこない、その具体的な可能性を確認した。また車いすユーザーだけではなく、高齢者や身体に制限を持っていない人々も使える新たな概念の室内用移動具(ICV:Interior Chairing Vehicle)の可能性も確認した。
- 2011-03-30
著者
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