小児がんにより長期入院している小児の母親が認識する父親の役割と変化と思い
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概要
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本研究の目的は,小児がんの患児をもつ父親の役割が入院前後でどの様に変わったのか,母親が認識する父親の役割変化とその思いをインタビューにより,明らかにすることである.結果,児の病状が安定した療養生活を送っている時期,父親の役割変化を母親は,【家事はしない,してもちょっとしたもの】から【可能な家事を自ら行う】へ,【関心のある範囲内での子どもの相手や世話】から【入院を支える】【母親,子どもの心身のサポート】,【私(母親)とは異なる子どもへの関わり】と役割が拡充していると認識していた.この役割変化により,母親の思いは父親への【依存されている苛立ち】あるいは【あきらめ】から【有難い存在】【がん闘病の過程を共に乗り越えている実感】【頼りがいのある父親】へと父親の存在を高く評価していた.
著者
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