「看護教師」研究の動向と課題-2000 年〜 2010 年の文献研究-
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概要
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本研究の目的は,看護教師について最近何が調査され,どのような議論が展開されているか,その特徴と取り残された研究課題は何かを明らかにすることである.調査対象は,看護教師に対する調査結果が2000 年以降に誌上発表された論文,計64 文献である.各文献について研究課題の設定,アプローチ法を中心に調べ,1)発表年,2)単著・共著の別,3)著者の職種,4)掲載誌の種類,5)研究主題,6)研究の意義づけ,7)データ収集方法,8)データ分析方法の各項目をデータ化した.その結果,授業や実習教育を行う能力やその評価,看護教育の経験から形成している認識や心情,これらの実態と看護教師の属性との関係,教員養成講習会など研修の実態や評価などが主たる研究内容であった.そこから,「看護教師」研究の特徴は「機能論的アプローチ」が主流であることと捉えられた.これに対し,他のアプローチ法の必要性など,若干の考察を加えた.
著者
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