会話エージェントを利用した認知症患者のためのコミュニケーション支援
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,我が国における認知症患者は年々増加傾向にあり,患者数に対して介護者の数が全く足りていないという現状がある.本研究では,会話エージェントが患者に対応することにより認知症患者の精神安定,介護者の負担軽減を目指している.そのための基礎的な検討として,本稿では,簡単な質問を認知症患者に行うとともに,患者の発話に対して適当なタイミングで頷く会話エージェントを実装し,認知症患者複数名による評価実験を行った結果を報告する.特に,会話エージェントの静止画を用いた場合,テレビ番組を視聴した場合と比較して,開発した会話エージェントが聞き役になることによって,患者がどの程度落ち着いた様子でいられたかを定量的に評価するとともに,それによる介護者の負担の軽減について考察した結果を報告する.
- 2011-03-02
著者
関連論文
- 直接的な手書き入力による画面隠れを軽減させる半透明提示手法
- 直接的な手書き入力による画面隠れを軽減させる半透明提示手法
- 直接的な手書き入力による画面隠れを軽減させる半透明提示手法
- 欧米におけるHCI教育の動向
- ユーザの注視行動に基づく会話参加態度の推定----会話エージェントにおける適応的会話制御に向けて
- 2ZL-2 ユーザの注視行動に基づく会話参加態度の推定 : 会話エージェントにおける適応的会話制御に向けて(情報爆発時代におけるコミュニケーション手法,学生セッション,「情報爆発」時代に向けた新しいIT基盤技術)
- 会話エージェント : 会話コンテンツ伝達のためのユーザインタフェース(会話情報学)
- 会話エージェントによる情報提供 : ―非言語情報による重要概念の強調―
- 5V-2 情報提供エージェントとの多人数対話における対話制御方式(人工知能一般(4),学生セッション,人工知能と認知科学,情報処理学会創立50周年記念)
- 会話エージェントを利用した認知症患者のためのコミュニケーション支援
- 注視・相互注視に基づく会話参加者優位性順位の推定に向けた多人数インタラクションの分析
- 視線と頭部動作に基づくユーザの会話参加態度の推定
- 人対エージェントの会話における頭部動作情報に基づくユーザ態度の推定(「コミュニケーションと気づき」及び一般)
- 映像コミュニケーションにおける窓越しインタフェースMoPaCoによるテレプレゼンスの増強(コミュニケーション支援,ヒューマンコミュニケーション〜人にやさしい情報通信社会を実現するコミュニケーション技術〜論文)