小さな量子系における瞬間的量子フィードバック制御(非平衡系の物理-非平衡ゆらぎと集団挙動-,研究会報告)
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概要
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近年、我々は非平衡初期分布に対する熱力学第二法則(最大仕事公式)の一般化を行った[1]。最大仕事の実現には、非平衡初期分布の平衡への自発的緩和を妨げるために瞬間的安定化が必要であった。小論で、我々は厳密に扱える2準位量子系を例に取って、非平衡初期状態から効率的に最大仕事を取り出す過程を具体的に示した。原理的に瞬間的安定化は可能であるが、Hamiltonianを復元し周期操作を実現するには不確定性関係を満たす時間が必要となる。最後に熱浴と結合する小さな量子系においての瞬間的安定化を用いた量子フィードバック制御を考察する。
- 2011-04-05
著者
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石川 順一
茨城大理工
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Driebe D.
ノヴァ南東大
-
長谷川 博
茨城大学大学院理工学研究科
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高良 和麻
茨城大学大学院理工学研究科
-
石川 順一
茨城大学大学院理工学研究科
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Driebe D.
エンブリー・リドル航空大学
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