明るさ錯視のためのフィードバックモデル
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概要
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ヘルマン格子錯視が発生するメカニズムについての考察を行った.ヘルマン格子錯視はオン中心オフ周辺型受容野による側抑制の影響で説明されているが,本研究では初期視覚での線分抽出を行う処理によって引き起こされていると仮定し実験を行った.線分抽出の性質を表現するために DOG (Difference of two Gaussians) 関数を用いて 8 方位のエッジ抽出を行い,それらを足し合わせることによって実際に知覚するものとほぼ等しい錯視が現れた.また,ヘルマン格子錯視で現れる灰色の円は明滅して見える.この現象は視覚野で情報がフィードバックされて起きているいると考え,その効果を取り入れたモデルで数値実験を行った.
- 2011-03-01
著者
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