直腸絨毛腫瘍により意識障害を来たした1例
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概要
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83歳女性。低Na血症による意識障害を繰り返すことにより当院に入院した。頭部に異常を認めず。入院後,血液を混ずる大量の透明粘液便を指摘された。下部消化管内視鏡検査を行ったところ,下部直腸に大量の粘液分泌を伴う絨毛腫瘍を認め,低Na血症の原因と考えられた。手術は経肛門的腫瘍切除術を施行した。切除標本の病理組織診はtubular adenocarcinoma in tubulovillous adenomaであった。術後,意識障害は改善した。
- 2011-03-01
著者
-
安井 應紀
羽後町立羽後病院外科
-
佐藤 眞
羽後町立羽後病院外科
-
鎌田 敦志
羽後町立羽後病院消化器内科
-
松田 健一
羽後町立羽後病院内科
-
安田 修
羽後町立羽後病院内科
-
高本 淳
羽後町立羽後病院内科
-
佐藤 裕太
羽後町立羽後病院内科
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