消費者法分野の可能性と限界についての一考察 : 製造物責任法と公益通報者保護法に架け橋は存在しうるのか
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概要
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新しい発想の官庁としての消費者庁が発足してはや1年が経過した。この間、これまで以上に情報公開や一般からの意見募集など後発の優位性を示すかのようなさまざまな取り組みがなされてきたが、現実の実務は、また立法はどのような動きを見せているのであろうか。民法の改正さえ既成事実として進行しつつある現在、本来的には一般消費者に一番身近であるはずの消費者保護関連法規はどのような役割を果たしているのかを注目すべき判決の検討を交えながら考察を進めようと思う。