疑似体験「人間ルーターゲーム」における学び合いの効果に関する一考察
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概要
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本研究は、技術科中学2年生「情報通信ネットワークの仕組み」の学習に位置づけた「人間ルーターゲーム」の役割を細分化し学び合いを重視した授業を開発し、その効果について検討した。「人間ルーターゲーム」とは、ルーターを中心にインターネットにおけるデータの送受信を人間が模倣する教材である。今回の実験授業では、生徒の作業を、データの送受信役、データ受信の確認役、ルーターへの送受信の記録役、ルーティング役、ルーター役の5つに細分化し、インターネット下の送受信を疑似体験させた。実験授業後の調査結果から、開発した授業の学び合いは、情報通信ネットワークの仕組みの理解に対して十分に効果があった(87.3%)。役割ごとの認識の差異については、全般的には違いが見られなかった。
- 2010-05-31
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