先駆的デザイン企業の活動特性にもとづく類型化の試論 : 浜野商品研究所を事例とするソフトデザイン活動の特性
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概要
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本報を含む一連の研究は、現代デザイン企業の活動に着目し、デザイン活動をめぐる諸変化を各企業の実際におこなわれてきたプロジェクトの実態に即し、活動特性、構造、およびプロジェクトの効果を解明することにより、これからのデザイン活動における新しい基礎的知見の一つをうることを最終的な目的としている。そのための一つとして位置づけている本報では、すでに前報であきらかにされたソフトデザインへの活動推移が顕著であると判断される企業として浜野商品研究所をとりあげた。そこでの28年間に実際におこなわれてきたプロジェクトを対象とし、前報同様の活動内容の11項目について、多変量解析手法をもちいて類型化をおこない、各プロジェクトにおける活動特性をあきらかにした。その結果、数量化3類により3分類軸がえられた。さらにこれらの3分類軸にもとづくクラスター分析による類型化では、あきらかな活動特性を持つ5タイプがえられた。なかでもひとつのタイプには、ソフトデザインの実態を示唆する特性がみられた。
- 日本デザイン学会の論文
- 1996-09-10
著者
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