業態形態の現状分析とデザイン問題の構想 : デザインにおける問題提起の方法論に関する研究
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概要
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企業や行政が遂行する各種事業および施策,さらにその製品やサービスの開発、デザインは、基本的にその組織の業務体系に依存している。業務体系は基本的に、情報処理ユニットとしての職務を構成要素とする情報処理システムである。そのような社会的機関における業務形態を人間活動システムとしてとらえ、その現状分析とデザイン問題の構想のために「指し示しの法則(行為の代数式)」と援用する。業務遂行の現状を直接影響行列としてモデル化し、MDA-ORとクラスター分析に加えて、職務の部分集合およびそれら相互の関係構造を「行為の代数式」によって数式表現すると、業務体系の全容を理論的に考察することができる。また、縦割的に考えられがちな業務体系を、その実態に沿って横断的にとらえることが容易になる。人の行為・行動を数式表現し、分析することは、「行為のかたち」の集合である問題状況の把握・認識、解釈と評価、ならびに「こと」を対象とするデザイン活動における問題の構想とその検証の方法として有効である。
- 日本デザイン学会の論文
- 1995-07-31
著者
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