工業設計支援システムのヒューマンインターフェース研究 : 工業設計のコンピュータ支援法に関する研究
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概要
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工業設計支援システムのヒューマンインターフェースを、デザイナーにとって分かりやすいものにするために、デザイナーのモデリング手順の調査を行なった。その結果、コンピュータの中にモデリングをする場合、デザイナーが直接手加工で発泡プラスチックを削る場合と比べて、操作は直感的であるとは言えなかった。そこで本研究では、工業設計支援システムのシステム開発の初期から、筆者ら工業デザイナーがコマンド構造の最適化やプロトタイプ開発に携わり、発泡プラスチックを削って作成するモデリングプロセスを参考にした自然なオペレーションで作業ができるようなヒューマンインターフェースのプロトタイプの研究開発を試みた。その結果、ヒューマンインターフェースには直感的な形状作成を助けるコマンド体系やスクリーンデザインが必要であると考えた。そこで、1 : 標準的なモデリング手順の設定、2 : コマンドの構造化、3 : コマンドのアイコン化、4 : スクリーンデザイン、5 : コマンドの見え隠れ、等についてデザインを行なった。
- 日本デザイン学会の論文
- 1993-11-30
著者
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