属性変化によるダイナミックデザインシミュレーション : 形態情報処理法に関する研究(2)
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概要
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形態情報処理の分野では,3次元CGシステムを使用してフォトリアリスティックなレンダリングを制作し,製品の外観形状を検討することが可能になり,デザイナーの意図する形態のイメージをシミュレーションにより確認し,さらにアニメーションを制作し,デザイナーの意図を第3者に伝達するプレゼンテーションに用いられている。一方,シーケンシャルな情報処理作業ではデザイン本来に求められているアイデアやイメージを展開する発想支援が困難となっている。そこで,本稿では3次元CADシステムにより作成された3次元形状データを3次元CGで扱いやすい多面体モデルに変換し,属性要素の分類とデータベース化を行ない,パラメータ設定の整理統合を行ない,形状,属性,環境をそれぞれ可変的に変化させ可視化し,さらにダイナミックな動きを与える方法で,可変的なデザインイメージの展開が行なえる形態情報処理法の構築を試みている。
- 日本デザイン学会の論文
- 1993-09-30
著者
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