婦人服専門店の視覚的イメージ調査 : 商店ファサードのイメージ構造I

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概要

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商店のファサードのイメージ構造を明らかにするために,感覚的イメージ要素が多いと考えられる婦人服専門店のファサードを取り上げ,評価に5段階両極尺度としたSD法でイメージ測定をし,ファサードの形態に対するイメージプロフィールを求めた。平均SD得点を用いて因子分析を行い必要最少限の因子を求め,この因子にもとづきファサードを分類し,ファサードの形態と視覚的イメージとの関係について検討した。因子分析結果より2因子が析出され,第1因子は『活動性因子』,第2因子は『評価性因子』と意味づけられた。『活動性』の高いファサードは賑やかで開放的なイメージがあり,『評価性」のあるファサードは清潔,上品及び高価なイメージのあるファサードである。また,うきうきした開放的イメージで『活動性』が高く,清潔で上品なイメージで『評価性』が高い,しかも高価でもなく安価でもないとイメージされるファサードに『好ましい』評価が与えられた。
日本デザイン学会の論文
1992-02-01

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