オープン・イノベーションの成立条件 : 本社の経営政策および研究所の研究開発プロセスと研究開発パフォーマンスの観点から(<特集>「オープン・イノベーション」の再検討)
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概要
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This study investigated the effect of firm-level technology policies on laboratory research and development (R & D) performance. We operationalized firm-level business policies by studying Open Innovation policies, technological orientation, and management strategic initiatives. This study also examined the interaction effects between the variables. We analyzed data from 243 laboratories owned by 133 major Japanese firms and tested the effects of transition from basic research, applied research, to development. We found that firm-level Open Innovation policy has a positive effect on a laboratory basic research performance, but does not have significant effect on the other two stages. The interaction effect between firm-level Open Innovation policy and technological orientation has a positive effect on applied research performance, even though each variable itself does not have significant effect. The results of this study have important implications for theory and practice of corporate research laboratories.
- 2010-12-28
著者
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中村 洋
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)
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浅川 和宏
慶應義塾大学
-
中村 洋
慶応義塾大学 大学院経営管理研究科
-
浅川 和宏
慶應義塾大学経営管理研究科助教授
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中村 洋
慶應義塾大学
-
澤田 直宏
横浜市立大学国際総合科学部
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