春播きタマネギのBotrytis allii抵抗性に関する研究 : 予報(年次講演会要旨)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
タマネギの貯蔵病害としてBotrytis alliiによる灰色腐敗病が増加しつつある。本病は収穫時期にほ場において感染し,貯蔵中に発病することが知られている。多発年には10%以上が貯蔵期間中に腐敗し,収穫時の条件によっては50%以上にも及ぶ生産者も認められることもあり,本道ばかりでなく世界的にも重要病害の1つとして注目されている。しかし,本病に対する抵抗性品種の育成に成功した例はなく,欧米諸国においては抵抗性の選抜方法が研究されているが,いずれの報告も遺伝的な再現性を確認していない。著者らは,石坂(北農試),児玉(上川農試)両氏の助言を得ながら,本病抵抗性系統育成において個体選抜を行うにあたり鱗片接種法が簡便で,高い信頼度を期待できると考え,予備試験を行った。
- 日本作物学会の論文
著者
関連論文
- 良食味・高貯蔵性タマネギ新品種'北見交27号'
- タマネギ細胞質雄性不稔系統「S7946A」及びその維持系統「S7946B」
- タマネギ細胞質雄性不稔系統の採種性
- タマネギの近交弱勢とヘテローシスに関する研究 : 第1報 形質発現に及ぼす自殖の影響(年次会講演要旨)
- 春播きタマネギのBotrytis allii抵抗性に関する研究 : 予報(年次講演会要旨)
- 16. タマネギ除草剤アイオキシニルにおける薬害の品種および系統間差異(昭和53年度 年次講演会要旨)
- 春播きタマネギ「札幌黄」の在来系統の耐病性について
- 15. 春播きタマネギの育種に関する研究 : 第2報 母系選抜法の効果について(昭和52年度 談話会年次講演会講演要旨)
- (24) タマネギ乾腐病に対する品種抵抗性の圃場検定法 (北海道部会)
- タマネギの抽苔抵抗性に関する研究(予報)
- タマネギの近交弱勢とヘテロシスに関する研究 : 第5報 抽苔抵抗性の発現について
- 春まきタマネギの育種に関する研究 : 第9報 新品種「せきほく」の一般採種のための経済的選抜効率について
- タマネギの低温および高温条件下における発芽速度に関する品種間差異
- タマネギ軟腐病抵抗性に関する研究 : 圃場接種による品種および系統間差異
- たまねぎ秋まき栽培の総合技術
- ニンジン再分化個体の順化について
- 3. タマネギにおける栽培の現状と育種上の問題点(I 話題提供,網走特産作物をめぐる諸問題,第18回シンポジウム)
- 春播きタマネギの育種に関する研究 : 第1報 網走地方における「札幌黄」の系統分化について