立礼動作の好み判定システムの試作(実・仮想空間の知覚・認知,一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,人が最も好ましいと感じる立礼の挙動時間を判定するシステムの構築方法について述べた.最適な挙動時間の判定にあたっては,被験者に2つの動作を提示し,2つの中から好ましい動作を選択する作業を繰り返すことにより,最も好ましいと感じる動作を決定する手法をとった.このとき,被験者に示す映像は3Dコンピュータグラフィクスによって作成したものを用いた.ここで提案したシステムが決定した挙動時間を被験者に示した結果,全ての被験者が,良い,もしくはやや良いと回答しており,本システムが有効であることが確認できた.挙動時間に関する解析結果より,屈曲動作の挙動時間が短く,伸長動作の挙動時間が長い立礼が好まれる傾向が見られた.また,挙動時間は1.5秒前後が好まれることが示された.さらに,挙動時間の好みには,男女による差がほとんど見られないことも判明した.
- 2010-11-06
著者
関連論文
- 画像センシングによるアオリイカの熟練的鮮度評価手法
- 立礼動作の好み判定システムの試作(実・仮想空間の知覚・認知,一般)
- ディジタル曲線の認識を目的とする平均重心距離法の提案
- 輪郭画素と重心間の距離情報による画像認識の試み
- 輪郭画素と重心間の距離情報による画像認識の試み(高精細画像の処理・表示,及び一般)
- モーションキャプチャ手法を用いた箸使い動作の解析
- 近赤外光反射計測によるアオリイカの外観評価--画像計測によるイカ類の品質評価システムの構築に向けて
- 画像計測によるイカ類鮮度評価のための色情報解析
- 身体技能修得支援システムの提案