Li およびK 形陽イオン交換樹脂 / 純水系のインピーダンス測定
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概要
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Li 形,Na 形,およびK 形陽イオン交換樹脂を白金電極間に充填し,高純度水を循環させながらインピーダンス測定を行った.加える交流の実効電圧を一定に保ち,周波数を1 MHz から20 Hz へ変えながらインピーダンスを測定し,複素平面上に図示したところ,各イオンとも高周波数領域で傾き45°の直線になることが示された.さらに周波数が60 Hz くらいまで低下すると,Na 形およびK 形陽イオン交換樹脂の場合は,45°より大きな傾きをもつ第二の直線上に不連続に移動した.すなわちヒステリシスが現れた.しかしながら,Li 形ではこのような不連続な変化は見られなかった.Li+,Na+,K+ は同族のアルカリ金属イオンで,互いの異なる点はイオン半径の大きさくらいである.ヒステリシス出現とイオン半径について新規な関連性を見出した.
- 2011-03-31
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