ヨーロッパ移民政策の教訓 : 社会的受容力と国際移民レジーム
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概要
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論説(Article)移民政策に関する欧米の論争とヨーロッパへの調査から、現代の移民政策が目指す方向を考察した。移民政策は各国政府による選別政策が維持されるものの、国際機関による移民の権利保障を求める圧力や、地域経済統合による政策調整、そして国境周辺や各地の移民を統合化するコミュニティーの試みによって、全体としての国際移民レジームを形成していく。国際社会に参加するため、各国は「社会的受容力」を高める国内改革を重視するべきだ。Based on the immigration debates in the U.S. and Europe, and some interviews in Geneva and Brussels, I clarify some lessons towards the international migration regime. National governments still keep their selective immigration policies.
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