係助詞「は」または主格の格助詞「が」を持つ日本語文の処理 : 係助詞「は」と主格の格助詞「が」の働き(人間の言語処理と学習)
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概要
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日本語には係助詞「は」と主格の格助詞「が」がある.これらの助詞の1つを含む文は「aはA」または「aがA」と表記される.「a」が主題または主語であり、「A」が述語である.それぞれの助詞は2つの集合Aと集合A'の関係を示す.一方の集合Aは述語Aによって表されるものの集合である.もう一方の集合A'は主語(主題)aを含む集合であり、次の3つのタイプがある.(1)主語(主題)aとともに既に与えられているものの集合.(2)aという言葉によって示される全てのものの集合.(3)過去のa,現在のa,未来のaの集合.人は、まず集合A'が(1)の集合かどうか判定し、(1)に当てはまらないと判断したら次に(2)の集合かどうか判定する.もし、(2)にも当てはまらないと判断したら、A'を(3)の集合だと判断する.
- 2010-07-29
著者
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