普通教育としての技術教育科目をどのように構想するべきか(2) : 「科学技術」科構想の根拠(日本教科教育学会第31回全国大会(札幌大会))
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概要
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本報告では,前報告(2002年,愛知大会)で提案した「科学技術」科構想における,第3分野としての技術科の設置案について再度取り上げた。現在の日本社会では,「科学」概念と「技術」概念が渾然一体なった「科学技術」概念とでもいうべき社会通念が存在している。過去40年以上にわたって「科学」と「技術」に分けた教育を実行した結果,「理科嫌い・理科離れ」が増加し,他方では大多数の人々が「技術科を自然科学の教科とは考えない」という状況が生まれている以上,社会通念としての「科学技術」概念とその教育の在り方について,"現実論"の立場から検討し直し,その結果を「新しい教科教育の構築に活かしていく」という考え方が必要なのではないかと述べた。
- 2006-03-10
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